初めてのそりすべり

昨夜の雪で歩道はすっかり真っ白になってしまった。ロードヒーティングのないところは雪に埋まり、もうベビーカーは雪解けまで使えそうにない。ベビーカーを物置きに仕舞い、かわりにプラスチックのそりを出してきた。去年の冬は、koinuをおんぶしてそりには買い物袋や米袋を載せて歩いたものだ。koinuも今や10kg超、おんぶして凍結路を歩くのはちょっと怖い。しかもkoinuはスノーシューズを履いても凍結路で面白いぐらいつるつるすってんと転ぶ。で、まだ早いかなと思いつつ、koinuのほうをそりに乗せて歩いてみた。
初めてそりに座ってちょっと固まっていたkoinu、紐を引っ張ってやるとたちまち口を逆三角形にして笑顔になった。しかしそりの縁に手でつかまってくれないので、しょっちゅうそりから転げ落ちそうになる。それでも15分ほど散歩する間に、体のバランスが崩れたら雪に手を突いてふんばることは覚えたようだ。
それにしてもそりに子供を乗せて歩くのは、前後左右の車両に目を配りつつ子供が転げ落ちないように見張りつつ自分の足元の凍結具合もよく見る、というなかなかくたびれる作業なのであった。