円山公園で遊んだ

昨日koinuに「明日動物園行きたい？」と訊いたら「けーたい！（行きたい）」と答えた。故に今日はお弁当を持って円山動物園へ行くのである。
ゴールデンウィークの動物園の混雑っぷりったらない。しかしkoinuは、かあちゃんの手を引いて行きたいところへ連れて行き、見たい物があれば何度でも見て回り、あらゆる顔出し絵看板に顔をつっこみ、腹が減れば昼前でも昼過ぎでも「べんと！」と叫ぶマイペースっぷりだ。途中で遊園地の乗り物に乗りたがってぐずったが、聞き分けのつかないお年頃ゆえ一度乗せたらエンドレスになるであろう、と心を鬼にして、「乗っても動かないねーつまんないねー（お金を入れていないだけ）」で切り抜けた。ホッキョクグマの双子を観覧するための長蛇の列を避けつつ、いつものようにだいたい時計回りに一巡。koinuは「ライオン」「キリン」「アヒル」「（キリンの背が）高い」「（リスザルが）はやい」を言えるようになり、初めて食べたソフトクリームで口の周りを白くしながら「おいし！　つめたい！」とごきげんであった。そんな坊やのくせに、年上の幼女の肩を叩いて「おいで、あしょぼ」などと誘っていたのには驚いた。もうナンパに挑戦しているんだねぇ。
午後まだ早い時間にkoinuが「かえろ」と言い出したので、ついでに円山公園の桜を見ながら駅方面へ歩くことにする。が、「はな！ しゃくや（桜）！　きれー！」と言いながら歩いていたkoinuが、遠くに遊具を見つけて「あしょぼ、あしょぼ」と言い出した。そうか花より遊具か。シンプルな構成の遊具コーナーだったが、花見の季節のように混雑しているときは、滑り台2基にブランコ6人分にシーソー2台と砂場、という大収容で助かる。滑り台付近は、koinuが「じゅう、はち、いち、よん、ごー、さん！」とめちゃくちゃなカウントダウンをして滑ったり、ゴールのあたりによそのお父さんが立って股くぐりをさせていたらkoinuを含む関係ない男児たちがわらわら集まってきて滑りまくったりと、カオスであった。人気集中のブランコでは、「じゅんばん、じゅんばん」と自分に言い聞かせるように唱えながら、順番が来るのを待つことができた。
帰宅後、今日は大好きなビーバーを見られなかったことを思い出したのか、「びーば、びーば」と呟きながら「おさるのジョージ」や「プーさんといっしょ」のビーバーが出てくる回の録画を見ていた。