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入園式

とうとうkoinuが幼稚園に入る日がやってきた。かあちゃんは数日前から、お道具一式がバッグに入っているか再再再確認し、スーツに贅肉をおしこめるかどうか試着し、koinuには名前を呼ばれたら返事をする練習をさせ、ああこんな赤ちゃんが幼稚園に入るなんて本当にいいんだろうかと思い悩みながら過ごした。昨夜はkoinuが「ジョージーぃぃぃぃ」と泣きながら起きたので、入園式でジョージの名を呼んで泣くんじゃないかと不安でしばらく眠れなかった。
しかしもう当日朝だ。泣いても笑ってもおもらししても入園だ。koinuは「よーちえん、よーちえん」と連呼し、用意してある服を着たがる。今日の服は汚したらいかんからまずは朝食と歯磨きだ。それからちっちゃな白シャツにネクタイ、チェックのズボンと紺セーターを着せ、通園鞄を肩に掛けたら、とうちゃんもいっしょに初めての登園なのだ。
園に着いて親がおろおろと袋やらお道具やらを所定の位置に納めている間に、koinuはもうおもちゃに突進し先生にまとわりつき金魚の水槽にへばりつき、うわぁこんなんでええんかと思ったら、ええんである。今日は講堂でおともだちと楽しく遊ぶのがメインなのだそうである。父兄ばかりが豆椅子に並んで見守る中、子供たちは遊ぶ遊ぶ。koinuは大好きなピンボールに熱中したあと、滑り台を「あいっかい!(もう1回)」と叫びながら何度も滑り、お絵描きもした。
椅子に座って上級生の歌や先生の紹介を聞く段になると、しばらくは座っていられるのだが、そのうち立ち上がったり歩いたりしてしまい、最後には先生の膝の上に拘束された。知らない歌に(求められていないのに)唱和し、何かあるごとに(受け狙いじゃないのに)手を叩いて大受けするお調子者な様に、両親は頭を抱えたのであった。それでも最後に先生に「さいなな(さようなら)」を言えたのと、(帰る段になってではあるが)上履きを自分で履けたこと、自分の靴箱から靴を取り出せたのはよかったことであった。
入園のお祝いに、お昼はkoinuの好物のうどんとにぎりずしにした。皿に取り分けてやった分をよそに大皿のすしに手を伸ばし、ずいぶんたくさん食べた。