札幌芸術の森美術館
koinuが生まれてから美術館の類は当分無理だとあきらめていた。しかしジブリの絵職人 男鹿和雄展−トトロの森を描いた人が札幌に来るならば、わずかでもその筆跡を生で目にしておきたい。
行けば何とかなるんではないかと思っていたのだが甘かった。土曜日で人出が多く、展示会場は牛の歩み。koinuは入ってすぐのところで既に退屈して外に出たがり、スタッフにやんわりと表に出ろと言われた＞＜。とうちゃんがkoinuをあやしていると言ってくれて、大急ぎでどうしても見たい絵だけ見て回った。しばらくしたらごきげんな顔のkoinuととうちゃんが後ろから追いついてきて、背景画の制作手順動画など一緒に見た。制作手順が載っているという画集が欲しくなったがぐっとこらえて出る。
美術館近くにある有島武郎邸をちょっと見てみようかと気軽に上がったら、koinuは大喜びで階段を昇り降りし各部屋をのぞいて回る。あのすんばらしい山々の呼気まで感じられるような背景画より、階段昇降運動のほうが楽しいお年頃なのだった。
