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はてなダイアリーで書いていた育児日記のログを移行しました。

初めて猫に触る

昼前に公園でひと遊びしようと、koinuに迷子ひもリュックを背負わせて出かけた。しかしkoinu、公園に散歩に来た犬について行こうとするのを制止したら、その場にひっくりかえって泣き出し、立ち上がろうとしない。仕方なく抱き上げてスリングに入れて帰宅することにした。
途中で民家の庭に猫を発見。かなり高齢のようだが、どっしりとした体格で、シャム猫のような色に顔と脚だけに入る虎縞が精悍な美猫である。涙目のkoinuに猫見学をさせていたら、だんだん機嫌が直ってきた。やれ助かったと思って立ち去ろうとすると、もっと見るのだとゆうて怒る。かあちゃん、よそのお宅を窺う不審者状態なんですが…。そのうち家からおばあさんが出てきて猫に餌をあげたので、飼い主さんなら触らせてもらえないか頼んでみようと思ったら、餌は食べに来るけど居着かないからまあ野良なのかしらねぇ、ということであった。歯や目もずいぶん弱っているようで、ソフトタイプのキャットフードもほぐしてもらわないと上手に食べられない様子が哀れを誘う。しかしおばあさんの言うとおり、食べるだけ食べたらさっさと腰を上げのしのしと去ってゆくさまは、やはり堂々たる野良猫なのであった。
さてkoinuは猫に触りたくてたまらず身を乗り出して手を伸ばしている。スリングから下ろしてやったら、猫に駆け寄って頭や背中をぺちぺちと触ってはうふふあははと上機嫌。猫のほうもごろごろと喉を鳴らして上機嫌。フレンドリーな猫でよかった。koinuは猫が歩いては立ち止まって毛繕いをするのにちょこまかとつきまとって撫でくり回し、いつまでも離れようとしない。昼食の時間もとうに過ぎて、そろそろ強制帰還命令だなと思っていたら、折良くというか運悪くというかkoinuが猫の足を踏んだ。koinuが近づくと猫が嫌そうににゃあと抗議するようになったのを潮に、koinuを抱き上げて素早くその場から連れ去ったら、大号泣でかあちゃんをべしべしと叩いた。そうか犬だけじゃなくて猫も好きか。そのうちふれあいコーナーのある動物園に連れて行ってやろう。