JR 北海道の駅名しりとり

JR 北海道が鉄道フォトラリー第3弾「JR北海道しりとり合戦」というのを2月末までやっていると聞き、電車大好きなkoinuに乗り放題を楽しませつつ参加してみることにした。JR に乗って駅まで行き、駅名標のところで切符を持った自分の姿の証拠写真を撮って、後で携帯からしりとりになる順番で送って応募する。まずは北海道駅名一覧や路線図を使って一日散歩きっぷ（道央圏用）で行ける範囲のしりとりになる駅を探す。7駅のコンボを発見し、今度は乗り換え検索でタイムテーブル組み立て。ようし朝10時に札幌駅を出て18時には戻ってこられる。賞品の電車プリントタオル2枚をゲットだぜ！
さて決行日の朝、乗り換え計画のプリントアウトを持って出発。札幌駅で一日散歩きっぷを購入し、ホームで電車を待つ。携帯から twitter のタイムラインをざっと眺めていたら。あれ？　いま「JR千歳線で線路破断」とか言ってる人がいなかった？　不安になって何かありましたかとポストしてみたら、親切な方が設備不具合でダイヤが乱れていることを教えてくださった。今まさに千歳線で南千歳に向かうところなんですけど＞＜。購入当日のみ有効の切符がもったいないし、ランチとお茶の時間をたっぷり取って計画したからどうにかなるかも、ということで、定刻通りのJR快速エアポート100号に乗車した。
何も知らないkoinuは嬉しそうに車窓からの眺めを楽しんでいるが、かあちゃんは度々の長時間停車が気になってしょうがない。いや到着の遅れよりも、札幌に戻る電車がいつ来るか、のほうがたぶんヤバイ。南千歳駅ホームでkoinuに切符を持たせて駅名標とともに写真を撮り、札幌行きのホームに移動。案の定、現在時刻よりはるかに前の列車がまだ来ていない。とにかく最初に来た快速に乗って札幌に戻ったら、もうお昼時だ。次の目的地まで行く列車は当分来ないからどこかでランチにしようと思ったら、かあちゃんが今朝おにぎりを作っているのを目撃していたkoinuが「おべんとう、たべる！」と言い出した。えーどこかあったかいお店に入ろうよー。「いかないの。おべんとうたべるの！」　結局駅構内の待合でストーブに当たりながら弁当を広げ、koinuはかあちゃんの分のおにぎりももりもり食べた。
千歳線の遅れの影響受けまくりの函館本線で銭函と琴似をクリアして、次は札沼線に移る。電車の型がなんか強そうで古そうなのに変わった。外は吹雪になってきた。koinuはちょっと疲れてきたのか「でんしゃ、のらない…」などと言い出したが、乗せてしまえば大喜びで窓の外を眺めている。太平で降りたら無人駅で、一応は屋根と壁のある階段室に逃げ込んだが、気温は外と変わらない感じ。寒い。階段を昇降して体を暖める。あいの里教育大は売店もある立派な駅で、待合室で温かい飲み物を手に入れて暖まる。売店では Suica を使えた。石狩太美ではパン屋のパントリー大地でお土産を買うのを楽しみにしていたのだが、猛吹雪だし時間が15分しかないしで断念。koinuも「ぱんやさん、けーきないの？　ぱんやさんふゆやすみ？」といまいちわかってないながらも残念がっていた。
ここから先は列車の本数がぐぐっと少なくなるが、あとは石狩月形に行って戻るだけだ。眠り始めたkoinuを膝に抱いていると、駅じゃないところで停車。除雪待ちだという。外を見れば積雪のレベルが中央区あたりより高い。見事にこんもりしている。石狩月形で駅名票に加えラッセル車とも記念写真を撮って、これでめでたく7駅コンボ達成。予定通りの列車で帰ることができた。
koinuは帰宅してから「きょうでんしゃのったねぇ」とうっとりしながら何度も言っていた。