芋掘り

幼稚園の芋掘り行事に行った。私が行ったことのある芋掘りといえば、神戸の幼稚園でのサツマイモ掘りだが、さすが北海道は違いますね、ジャガイモ掘りですね！　koinuは大好きな大型バスにおともだちと乗れて、しかも隣にかあちゃんまでいるという状況にどれだけ喜ぶかと思いきや、熱心に窓の外を見つめては「らーめんやさん！」「こうじのとらっく！」と見えるものを逐一報告するばかりであった。前でお歌やらクイズやらがんばっている先生に申し訳ない。
芋畑に入るにあたって、畑の土でバスを汚さないように (1)長靴に履き替えて畑に入る (2)ビニール袋を靴の上から履く の2点が幼稚園から提案されていたが、ベテランのおかあさん方はひとあじ違った。靴の上からビニール袋、そしてさらにその上におとうさんまたはおにいちゃんの古靴下。なるほどすぎる。私は普通の移植ごてで芋を掘ったが、芋を傷つけてしまうのでつい軍手をした手で掘りがちだった。koinuの砂場用プラスチックスコップも試してみればよかったかもしれない。koinuはうまく掘れずスコップを放棄し、もっぱらかあちゃんが掘ったところから芋を見つけては「とれた！　これみて、おっきいおいも！！」などと喜んでいた。例年後ろ首がこんがり焼ける人が続出するそうだが、今日は午前中曇りがちで涼しくて助かった。
お昼は近くの公園でお弁当を広げた。かあちゃんはそれなりにデコ弁をがんばって、薄焼き卵で巻いたオムライスおにぎりにハート型に抜いたスライスチーズなど乗せてあったのだが、チーズが弁当箱のふたにくっついておにぎりが取れなくなる、というアクシデントに見舞われてがっかりだ。koinuは結局弁当箱の蓋を持って、さかさまのまま特に何も気にしていない様子で食べた。お弁当のあとのおやつは子供が食べきれる程度、とプリントにはあったのに、なんだか先生をはじめみんなどっさり持ってきてお菓子交換大会に。koinuはクッキー2枚とグミ4個しか持ってきていなかったので、次々に交換に来る子ら全員ととりかえっこしていたら、持参のおやつはほとんど残らず。たった1個になってしまった好物のグミを大事そうにちょっとずつかじって食べた。交換でもらったおかげで初めてチョコレートを口にしたが、ひとかけらを3分の1ほど食べたら変な顔をして「いらない」とかあちゃんに渡した。気に入りすぎるのではないかと心配していたのでちょっと安心した。
帰宅してじゃがいもを計量したら、ちょうど8kg。今夜さっそくカレーライスで消費するのである。