遠くへ行きたい

koinuを三輪車に乗せてちょっと遠くの公園に行くつもりで出発、koinuはどうやら行きたいところがあるらしく、違う方向へずんずん三輪車をこいで行ってしまう。しばらくのんびりついて行ったのだが…これは…車で行くこともあるすごく遠い遊び場に行こうとしてないかい？　しかも今日は定休日じゃないかい？　お昼には家に帰ってとうちゃんに昼飯を食べさせねばならぬ。今日はお休みだから行けないよ、早く帰ってパパとごはん食べよう、と言い聞かせてもいまいち判らないお年頃。どうにかしてだまくらかそうと、大好きなエスカレーターとエレベーターのあるスーパーに入る。さらにカートに乗せて買い物などしていたら眠り込み、起きたところでおやつを食べさせたら所期の目的を忘れてくれたらしい。
家に近づく方向へ誘導しようとするかあちゃん、しかしkoinuはめざとく公園を見つけて遊びたがる。まあ当初の目的地はここだったんだから、好きなだけ遊ぶがいいよ。小雨がぱらつき誰もいない昼前の公園なんて楽しいのかしら、と思うのだが、koinuは滑り台を独占し三輪車を乗り回してちっとも帰ろうとしない。4歳ぐらいの男の子にひっぱられるようにして来たお母さんも、なんでこんな天気のこんな時間に遊びたがるのか！と嘆いていた。さらに別の公園と児童会館を経由して、どうにかこうにかお昼と呼べる時間帯に帰宅した。道すがら、幼児用自転車が豊富なリサイクルショップを見つけたのが収穫ではあった。
午後からもとうちゃんと一緒に公園で遊んだ。koinuは両親のもとを離れて遊びつつも、ときどき走り寄ってきてとうちゃんにまとわりついてはまた駆けていく。とうちゃんがレアキャラだからといって、かあちゃんと公園で遊ぶときの放牧状態と随分違いすぎるのではないか、と妬ましく思うのであった。