滝野に行った

思い立って、夫とともにkoinuを連れて滝野すずらん丘陵公園に行ってきた。札幌市街地からそう遠くないのに自然豊かなところらしいし、こないだテレビ番組で綺麗っぽい景色が紹介されてたし、たぶんすずらんがいっぱいあるんじゃないだろうか（今は実になってそうだが）、というぐらいの期待で行ったのだが。これがえらい広大でいろいろな施設のある立派な公園で、しかも札幌のお子様連れのご家族にはとても素晴らしいところであった。
「こどもの谷」というエリアがもうちびっこまっしぐら。大人の身長ほどのやわらかいツノ状突起が地面からにょきにょき突き出していれば、そりゃ登りまくりますよ（うねりの大地）。子供サイズの狭い通路や低い小窓がいっぱいのうねうね曲がるメイズがあれば、そりゃくすくす笑いながら潜入しますよ（ありの巣トンネル）。やわらかいクッションでできた小さな丘があれば、そりゃよじのぼってびょんびょんはねまくりますよ（ふわふわエッグ）。はいはいの赤ちゃんだって、てっぺんで待ちかまえてるお父さんの笑顔につられてせっせと登るってもんですよ。けっこうな速度でぺたぺた登ってたのでびっくりした…。
近辺には森の中のアスレチック的なところや、植栽の美しい庭園なども。舗道がフラットに整備されていてスロープも多く、階段が避けられないところや凹凸のある道は看板やマップで明示されているので、ベビーカーで行っても安心っぽい。来年の暖かくなる頃に是非ともまた訪れて、koinuをふわふわエッグでびょんびょんさせてみたい。
今日は試みにkoinuをスリングで抱いて歩いてみたのだが、私が不慣れなせいか暑かったせいか、ちょっとごきげんななめになる場面も。眠り込んだりもしていたので大きな不具合はなかったとは思うのだが、一旦車に戻って移動してからは、抱っこひもで前向き抱っこに切り替えてみた。koinuは手足をぱたぱたさせてごきげんに。しかし林の中の道は蚊がわんわん飛んでおって、ここでこそ手足を布でガード可能なスリングの出番だったとがっくり。蚊を追いながらたどり着いた鱒見の滝は、なめらかな一枚岩の岩盤をしなやかに滑り落ちる優美な滝だった。koinuはしぶきを浴びて目をしぱしぱさせておった。